最初の刀の探し方。

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    こないだ真剣を買いました。

     

    居合を始めた理由は単純に経年で出来なくなった事が増えている事に気付き、その出来なくなった穴の部分を新しいスキルで埋める事で心の平安を得るためです。

     

    真剣もこの居合は一生出来る趣味だなぁと感じたので購入しました。

     

    道場によってはある程度の段位を得てからでないと真剣はダメとのところもありますが、うちの道場は師範が模造刀の扱いや型の動きを見て許可が出れば購入して構わない事になっています。

     

    どちらかと言うと居合にせよ剣術にせよ、真剣で行う事が前提なので真剣で始めるのがベターだけれど、刀の扱いや基本所作を理解していないと親指と人差し指の水かきがすっかり無くなってしまう可能性があるので、まずは模造刀でそこらへんの感覚を得てから真剣という感じらしいです。

     

    肝心要の刀ですが、1点モノなので自分の予算と自分の欲求に見合ったモノに出会うのはなかなか難しいです。

     

    なので

     

    「居合を一生続けよう」

     

    と、思いたった時点で刀の知識を集めた方が良いと思います。

     

    僕は居合を始めて半年ほどした頃に

     

    「これは一生続ける事が出来る」

     

    と、思い始め、刀の知識を勉強し始めました。

     

    以下は刀を購入する際の段取りを挙げています。これが正解とか不正解とかではなく、あくまで僕が注意した点なのでご了承ください。

     

     

    【刀のサイズを決める】

     

    刀は自分の身体に合ったサイズや重さがあります。

    また、居合向き、試斬向きなどがあります。居合向きですと片手操作がしやすく、抜刀の事を考えるとやや短めで軽めの刀が良いようです。試斬向きですと、やや長寸でやや重いものが良いようです。

     

    僕の身長は173センチなので、本来であれば2尺4寸から2尺4寸5分が適正ですが、元々使用していた模造刀が2尺5寸と長いので同じくらいの尺のものを探す事にしました。

     

    逆算すると、身長が180センチくらいの人が使う長さですので抜刀は難しいですが、抜けるならば問題無いと思います。あくまでも僕の考えですが、初めの1本は重さはともかく、長さは現状の稽古に使用している模造刀を購入する方が稽古に支障が出にくくて良いように思います。

     

                                           (参照・東山堂)

     

     

    【予算を決める】

     

    刀は上を見ればキリがありません。

     

    現実的な金額として自分にとって何から何まで不満が無い刀だと僕の場合は80万円近いものになっていました。

     

    いくら一生やる趣味とはいえ趣味は趣味です。

     

    剣術で飯を食うならまだしも、少なくとも自分の身入りの身の丈を考えて予算を決めねばなりません。

     

    ではだいたいどれくらい出せばどの程度の刀が手に入るのか?

     

    僕の調べた範囲内ですとあまり拘らなければ2尺3寸あたりであれば30万くらいから手に入ります。長くなればなるほど、重くなればなるほど高くなり、著名な刀匠の作品ともなると桁が変わります(ヤフオクを除く)。

     

    30万以下ですと後々手を入れなければならなかったり、刀身に錆や傷など何らかの問題を抱えている可能性が高くなるのでとりあえずの目安としては30万くらいを目処にすれば良いのでは無いかと思います。

     

     

    【刀の探し方】

     

    僕は基準となる刀を見つける事から始めました。

     

    まず、ネットの刀の通販サイトで

     

    「無銘、2尺3寸以上、拵え付、30万」

     

    を基準に探して、その刀が

     

    「どの時代の作品で、程度がどうなのか?」

     

    を徹底的に調べました。

     

    刀は大雑把に言うと、刀身と拵えと鞘で構成されています。鞘は刀を納める部分、拵えとは刀を握る柄の部分と鍔を指します。

     

    刀身のみであれば、意外と30万で見つかりますが、この拵え付きとなるとなかなか難しくなります。うっかりと刀身だけを買ってしまうとこの拵えと鞘を別に買わなくてはならなくなります。

     

    これが、やはり高い。

     

    一番安い拵えと鞘で15万くらいはします。

     

    なので探す時は拵え付きをおすすめします。

     

    話を戻します。

     

    まずはネットで予算に見合った現実を理解します。

     

    その上で実店舗を巡りました。

     

    ここで注意点ですが、刀の「取り扱い」についての勉強は必ずしてから実店舗に行くようにしてください。ネットでも勉強出来ますし、同門の師範や先輩などに聞くのもよいと思います。刀の扱いが悪いと刀屋さんはろくな刀を見せてくれません。すくなくとも

     

    「刀を鞘から抜く時の所作」

    「刀身に絶対息をかけない、指で触らない」

     

    この2点の意味を理解してからいかないと相手にしてもらえません。

     

    実店舗を巡り、自分にとって妥協を含めた理想に近い刀として2尺3寸5分の現代刀で38万円というのを見つけました。

     

    これを基準にこれ以上長く、これ以上重く、これくらいの金額の刀を探しました。

     

     

    【最低限の知識】

     

    項目としては前後するかもしれませんが、最低限の知識として

     

    「刀の時代区分」

    古刀、新刀、新々刀、現代刀の意味

     

    「刀の瑕疵」

    引け傷や鍛え傷などの傷の種類やフクレなどのネガティヴな用語知識

     

    「鑑定書の種類」

    鑑定書には色々な種類があり、その種類によって信憑性が変わります。

     

    この3つだけでも理解しておいた方がよいです。

     

    特に刀の瑕疵については目利きが出来ずとも知識としていれておけば、変な刀屋さんの餌食になる可能性は格段に減ります。

     

     

    【まとめ】

     

    「基礎知識を学ぶ」

    ググれば学べます。

     

    「刀のサイズを決める」

    お好みで。

     

    「予算を決める」

    身の丈にあった予算。

     

    「基準となる刀を見つける」

    理想と現実のすり合わせ。

     

    「最低限の知識を身につけつつ実店舗を巡る」

    刀屋さんに行って、使用用途(居合or試斬or両方)と予算を告げて見せてもらいつつ経験を積む。

     

     

    そのように段階を踏んで、僕は2尺5寸5分の身幅も重ねもしっかりした幕末刀を38万円で購入しました。

     

    銘は伯州住守次と入っていますが、おそらく偽名です。予算より8万円オーバーしましたが、散々探して現状はこれ以上のものは存在しなかったので購入を決めました。

     

    最初にも書きましたが、刀は1点ものです。

     

    しかも数百年も前の刀が普通にゴロゴロと存在します。当然、その経年により様々な劣化があり、その劣化を修繕したり誤魔化したりして現代に辿りついています。その経年も含め、理想の刀に出会う確率はとても低いと思います。

     

    なので、きちんとした知識と見識を学び、妥協すべき点を絞り、自分の理想にもっとも近いものが現れた時には躊躇わずに購入するのが良いと思います。

     

    逆に言えば、自分の知識と見識に自信が無く、妥協すべき点が絞れていなければ購入はまだまだ先にすべきだと思います。

     

    人との出会いと同じで、動かねばなんも始まらないので、刀に興味を持たれた方は是非動いてみてはいかがでしょうか?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【最後に】

    どんな刀であろうと、自分がええと思って買ったならとことん大事にすればええんです。

     

    人と同じで大事にすればきちんと応えてくれます。

     

    ちなみに僕は自分の愛刀を

     

    「守次先輩」

     

    と呼んでいますよ、はい。

     

     

     

     

     

     

     

     



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