ムカシノハナシ(自主映画編 その1)

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    今からもう23年くらい前、東京で

     

    「エイジア」

     

    という、自主製作映画のグループをしておりました。

     

    田舎から出てきた野望と無敵感溢れる僕は当時そのグループの代表をやっておりまして、制作費を捻出する為に昼夜働いておりました。

     

     

    とある歴史物を作る事になりまして、その為に機材を購入する事となりました。

     

    当時、今のようなスマホで撮れる訳もなく、ホームビデオですら高値の花であったところを無謀にも

     

     

    「ベータカムのカメラ」

     

    を購入する事になりました。

     

    今はプロのカメラマンになりましたが、そのグループの撮影責任者は長野泰隆という男でして、中学校から付き合いのある…というか、その彼と出会った事で僕は自主製作映画の世界にハマる事となった、人生のキーマンでありました。

     

    そのキーマンはその当時は撮影スタジオかなんかでバイトをしており

     

    「民生機なんかじゃ撮れない」

     

    と、夏休みにみんなより先に童貞を捨てた小僧のようなマウンティングを発揮し、先ほど申しました

     

    「ベータカム」

     

    を購入するハメとなりました。

     

    そうなると、マイクも必要ですし、今はパソコンで編集とかできますが、その当時は編集ルームを借りねばならず機材と制作費で幾らかかるか分からない状況でした。

     

    まぁ、普通に考えて数百万のレベルになっちゃいますからこの話は立ち消えするであろうと思っていたのですが、これもまたやっかいな事に当時、演者を取りまとめていた男でYという男がおりまして、なかなかの行動力と段取り力を発揮して

     

    「100万あれば何とかなる」

     

    と、宣言してしまいました。

     

    彼のプランは

     

    「機材は買わなきゃ始まらないけれど、制作費は製作期間と共にやりくりすれば良い」

     

    という、無謀なプランでしたが、血気さかんでどこまでも無敵である若者たちは

     

    「なんとかなるさー」

     

    と、信じて疑わなかったのです

     

    僕以外は。

     

     

    (続く)

     

     

     

     

     

     


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